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「初任者研修を取得するのに最短だと何日かかるんだろう?」「働きながらだと何日くらいかかるんだろう?」とお悩みの方も多いでしょう。
結論からいうと、介護職員初任者研修は最短約1ヶ月で取得可能です。
しかし、週3〜4回のスクーリングと並行してレポート学習に取り組む必要があるため、働きながら受講をお考えの方には無理を感じるかもしれません。
今回は『初任者研修の最短コース・週1コース』『初任者研修のカリキュラム内容』『最短取得を目指す際に気をつけたいこと』について解説していきます。
この記事を読めば、無理なく受講できる自分に合ったコース選びができるようになります。
初任者研修の最短コースなら約1ヶ月で取得可能
初任者研修は最短コースなら3〜4週間で取得可能です。
初任者研修を最短で取得する際に、知っておきたいポイントが3つあります。
- ・スクーリングは週3〜4回
- ・レポートの提出も1ヶ月以内に
- ・最短コースが向いている方
ひとつずつ解説していきます。
スクーリングは週3〜4回
初任者研修では、130時間のうち約90時間をスクーリングで受講します。
日数にして15日〜16日間のスクーリングが必須ですので、1ヶ月なら週3〜4日通う計算です。
各スクールで最短コースが用意されていますが、ほとんどの場合は平日のスクーリングが多くなっています。
また、初任者研修のスクーリングは1回7〜8時間を要します。
つまり、ほぼ丸一日空いている日が平日で週3〜4日ないと、最短で初任者研修を取得するのは難しいでしょう。
レポートの提出も1ヶ月以内に
初任者研修を取得する際、多くの方が通信コースで受講されます。
初任者研修の通信コースには、スクーリングとレポート提出による通信学習があります。
レポートの提出には期限が定められており、スクーリングに間に合うように学習しなければなりません。
初任者研修では通信学習は40.5時間あり、1ヶ月で終わらせるには1日あたり約80分の学習が必要です。
最短コースで初任者研修を取得したいなら、計画的に学習を進めていきましょう。
最短コースが向いている方
最短コースが向いているのは、平日にまとまった時間が確保できる方です。
最短コースでは、平日週3日ほどのスクーリングと、1ヶ月以内のレポート学習が必要です。
働きながらの取得を考えている場合は、最短コースだと少々無理を感じるかもしれません。
しかし、離職・休職中で今から介護の仕事に就きたいと考えている方には、集中して受講できる最短コースが最適といえます。
働きながらスクーリングに通うのも大変ですので、取れるうちに取っておくという考え方は選択肢として有効でしょう。
初任者研修の週1コースなら約4ヶ月で取得可能
初任者研修のスクーリングは15〜16日間あり、週1ペースでスクーリングに通うと、4ヶ月程度で初任者研修を取得できます。
最短コースよりもスクーリングの日程に融通がきくようになり、平日コースや土日コースが選べます。
平日コース
平日コースでは、毎週ほぼ決まった曜日にスクーリングが行われます。
コースごとで通う曜日が決まっていることが多いので、申し込みの際に確認しておきましょう。
お子さんが休みの土日は動けない方や、休日が不定期な仕事をしている方には平日コースが最適です。
土日コース
土日コースでは、毎週土日のどちらかでスクーリングが行われます。
こちらもコースごとで土曜日か日曜日か決まっていることが多いので、確認のうえ申し込みをしましょう。
現在は土日休みの仕事をしているけど、介護の仕事に転職したいという方には、土日コースが最適です。
週1コースが向いている方
平日コース・土日コースともに、働きながら初任者研修を取得したい方は週1コースが向いています。
介護の仕事に転職したい方や、介護の仕事をしながら資格取得を考えている方には、無理なく受講できる週1コースが最適でしょう。
初任者研修のカリキュラム内容
初任者研修を最短で取るなら、カリキュラムの内容を把握しておくとゴールが見えて計画を立てやすくなります。
初任者研修のカリキュラムは10項目あり、それぞれの学習時間は次のとおりです。
- ・職務の理解:6時間
- ・介護における尊厳の保持・自立支援:9時間
- ・介護の基本:6時間
- ・介護・福祉サービスの理解と医療の連携:9時間
- ・介護におけるコミュニケーション技術:6時間
- ・老化の理解:6時間
- ・認知症の理解:6時間
- ・障害の理解:3時間
- ・こころとからだのしくみと生活支援技術:75時間
- ・振り返り:4時間
以上、計130時間の学習をします。
上記のうち、次の項目では通信学習可能な上限時間が設定されています。
- ・介護における尊厳の保持・自立支援:7.5時間
- ・介護の基本:3時間
- ・介護・福祉サービスの理解と医療の連携:7.5時間
- ・介護におけるコミュニケーション技術:3時間
- ・老化の理解:3時間
- ・認知症の理解:3時間
- ・障害の理解:1.5時間
- ・こころとからだのしくみと生活支援技術:12時間
計40.5時間はレポートによる通信学習が可能です。
初任者研修では、約40時間がレポートでの学習、約90時間がスクーリングでの学習となります。
各項目の学習時間を理解して、最短コースで受講する際の計画に活かしましょう。
(参考:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」)
初任者研修の最短取得を目指すときに気をつけたいこと
最短コースで初任者研修を受講できるスクールを選ぶ際には、次の3点を確認しておきましょう。
- ・授業の振替は可能か?料金は?
- ・スクールは通学できる距離?
- ・レポートの時間を計画的に確保できる?
ひとつずつ説明していきます。
授業の振替は可能か?料金は?
初任者研修を申し込む際には、授業の振替が可能か確認しておきましょう。
最短コースは毎週決まった曜日にスクーリングがあるため、体調管理やスケジュール管理を怠ると約1ヶ月での取得が難しくなります。
しかし、いくら気をつけていても不幸があったり体調不良になったりと、突発的に通学できなくなる可能性は0ではありません。
不測の事態によりスクーリングに行けなかったとしても、別の日にスクーリングが受けられる『振替制度』を用意しているスクールもあります。
また、授業振替の料金もチェックしておくべきです。
頻繁に授業を振替する事態は少ないですが、できるだけ受講の費用は抑えたいですよね。
振替が無料かどうか確認しておきましょう。
スクールは通学できる距離?
最短コースで初任者研修を受講すると、週3日ほどスクールへ通います。
無理なく通える距離か確認しておきましょう。
また、初任者研修のスクーリングは1回7〜8時間ほど要するので、朝から夕方まで行われます。
スクールが遠いと朝早くから夜遅くまでかかってしまう可能性もあるでしょう。
通学を考慮したスクール選びが大切です。
レポートの時間を計画的に確保できる?
約1ヶ月で40.5時間の通信学習に取り組むためには、計画的に時間を確保しておく必要があります。
1日あたり約80分の学習が必要ですが、必ず毎日時間を確保できるとはかぎりません。
「急用が入ってレポートができなかった...」「レポートをやるつもりだったのに寝てしまった...」なんてことがあるかもしれません。
人それぞれのライフスタイルに合わせて、レポートの時間確保を計画しておきましょう。
自分に合ったコースで初任者研修を取得しよう!
初任者研修を最短コースで受講すると、約1ヶ月で取得可能です。
現在、お仕事をされていない方なら、最短コースは短期集中で初任者研修を取得できる大きなメリットがあります。
対して、働きながら初任者研修を受講したいとお考えなら無理なく通える週1コースがよいでしょう。
また申し込みの際には、スクールの場所や授業振替も確認しておく必要があります。
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