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初任者研修は、未経験の人でも介護の知識と技術を学べる介護の入門資格。
介護ビギナーとして無資格で働き始めた人はもちろん、これから介護の仕事に就こうとしている人まで、幅広い人たちが受講して資格の取得を目指しています。
「自分も初任者研修を取得したいけど、働きながらだと通学や勉強が続けられないのでは」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、仕事や育児などで忙しい人でも初任者研修を取得できるのか、またスムーズに取得するポイントを解説します。
初任者研修の資格を働きながら取得できる3つの理由
初任者研修は、働きながらでも取得が可能です。
実際、平日にしっかり仕事をしながら取得している人がたくさんいます。
勉強ができる優秀な人だから、というわけではなく、誰でも取得可能なのが初任者研修の特徴です。
ここでは、初任者研修の資格を働きながら取得できる理由を3つ挙げて解説します。
通信課程がある
初任者研修を取得するにはスクールに入学して学ぶ必要があります。
カリキュラムには、いわゆる座学である「講義」と実際の介護技術を習う「実技演習」の2種類があり、合計で130時間分です。
130時間を通学にあてるとなると働きながらでは難しいため、全課程のうちおよそ3分の1を通信課程としても良いことになっています。
よって、ほとんどのスクールでは、受講者が学びやすいよう「講義」の時間の多くを通信での履修とするコースを設定しています。
「実技演習」の時間は通学する必要がありますが、教材を使って自宅で学習できる通信過程があることで隙間時間を有効に利用できるなど、時間の融通がききやすくなります。
働いている人にとってはかなり学びやすいのではないでしょうか。
自分に合ったコースやスクールが選びやすい
初任者研修は、介護が初めての人でも学びやすいよう門戸を大きく広げていることが特徴です。
会社員で、まとまった時間がとれるのは夜間や休日のみといった人や、子育てや家事で日中忙しい人などに向けて多くのコースが設定されており、自分の生活スタイルに合わせた選択が可能です。
また、できるだけ早く取得したいと思っている人には「短期コース」、無理せずゆっくり取得したい場合は「土日コース」「週1コース」などがあります。
コースを決める際には、初任者研修を何のために取得するのか意識しておくといいでしょう。
通信だけでなく、実技演習を含めた通学過程も必要となるため、通学しやすいスクール選びも重要です。
自宅の近くはもちろん、夜間で通うなら職場の近くや駅近のスクールも検討の対象になります。
ほとんどの介護系スクールに初任者研修のコースが設けられているので、選択しやすいはずです。
修了試験が簡単
初任者研修を修了するには、最後に修了試験を受けなければいけません。
この試験は、これまでの授業をきちんと理解できているかどうか確認するテストです。振り落とすための試験ではないため、ほぼ100%の合格率でクリアできる試験内容となっています。
もし基準点に満たなかった場合でも再試験が設けられており、よほどのことがない限り合格・修了できます。
試験前に、講師に教示された部分をしっかり見返して復習しておけば大丈夫です。
介護福祉士などの試験とは異なり、簡単に試験をクリアできる点も、働きながら取得できるポイントだといえるでしょう。
働いている先で初任者研修の資格を取得する方法
すでに介護施設で働いていて、働きながら初任者研修の資格を取得したい人もいるでしょう。
介護施設の中には、資格取得にかかる費用を負担してくれたり、働き先で資格が取得できたりするところがあります。
職員のモチベーションや知識・技術のアップを図った手厚い「資格取得支援制度」を用意している施設も少なからず存在するため、介護の仕事をしながら資格取得を目指したい人は、こういった制度がある施設を選ぶのも選択の一つです。
ただし、数としては少数であり、通信課程がある「夜間コース」や「土日コース」などで取得することが一般的となっています。
初任者研修を受講するタイミング
初任者研修は、多くのスクールで多くのコースが設けられており、年間を通して毎月講座が開講されています。
基本的にいつでも受講できるため、挑戦しやすい資格だといえるでしょう。
ただし、いきなり受講を始めるのではなく、タイミングも必要です。ここではおすすめのタイミングを紹介します。
学校を卒業した時
スクールによっては、週に3日ほど通学して1カ月で修了するコースがあります。
高校や大学を卒業したタイミングですぐに受講を始めれば、就職や入学までに間に合います。
休みの期間をすべて学習にあてることになりますが、「早く資格をとっておきたい」といったやる気がある人におすすめのタイミングです。
ただし、初任者研修に年齢制限は特にありませんが、スクールによっては義務教育期間中や16歳未満は受講不可などの制限や条件が設けられているため、事前に確認しておきましょう。
転職する時
退職して介護の仕事に就職したい場合など、転職する時も良い受講タイミングです。
たとえば、失業手当をもらいながら就職支援を受けることもできます。介護の学校に無料で通学も可能なので、近くのハローワークで相談してみるといいでしょう。
また、前述のように、働きながら初任者研修の資格が取得できる施設にすぐ転職する方法もおすすめです。この場合、実践を兼ねて学べる点がメリットとなります。
子育てが終わった時
子どもに手がかからなくなった時や独立した時など、子育てが終わったと感じたタイミングで受講するのもおすすめです。
子育てが終わって自分で何かを始めたい場合、介護の仕事が候補に上がることもあるのではないでしょうか。
初任者研修の受講が、その第一ステップになるはずです。
通信が主流の「週1日通学コース」などを受講すれば、家事の間でもテキスト学習ができて便利です。
通学の時間もいい気分転換になるかもしれません。
スムーズに資格取得をするポイント
良いタイミングで受講を始めても、最後まで学習を続けなければ修了できなくなります。
スムーズに初任者研修の資格を取得するポイントを押さえておきましょう。
通いやすい場所で受講する
通信での学習だけでなく、実技演習などで通学も必要になるため、自宅や職場の近くのスクールで受講しなくてはなりません。
通学に不便なスクールに通いだしても、途中でリタイアする可能性が高くなります。
また、歩いて通えるのか、自転車や車で通う場合は停める場所があるのか、といった点もしっかり確認しておくのがおすすめです。
駅近のスクールなら、自宅や職場の近くの駅はもちろん、途中駅からも通いやすいでしょう。
資格取得のスケジュールを計画しておく
それぞれのスクールやコースによって、短期・長期、授業の時間、週に何日何曜日に通うのかといった違いがあります。
あらかじめ、自分の生活スタイルやいつまでに取得したいのかなどを考えてスケジュールを計画した上で、受講するスクール・コースを選択しましょう。
忙しい人でも取得しやすいよう工夫されたカリキュラムが組まれているので、さまざまなスクールの資料を取り寄せて比較することが大切です。
未来ケアカレッジなら忙しい人でも資格取得できる
初任者研修は、スクールやコース、タイミングを見定めて受講すれば、忙しい人でも比較的簡単に取得可能です。
各スクールの資料を集めて比較することが、スムーズに学習が続けられて修了できるポイントになるでしょう。
未来ケアカレッジでは、忙しい受講生の多様な生活スタイルを考慮して、開講期間や授業の曜日などを細かく設定し、学びやすい環境を提供しています。
年間を通して数多くの講座をおこなっており、その中から自由に選択できる点が特徴です。
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また、未来ケアカレッジは、駅近でアクセスの良さも魅力です。通いやすい場所に立地しているので無理なく通学が続けられます。
まずは資料を請求して、ぜひ詳細を確認してみてください。