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介護職員初任者研修は介護の仕事に就くなら取得しておくと有利な資格ですが、取得するまでどのくらいの期間がかかるのか気になる方も多いでしょう。
また、費用に関しても知っておきたいところです。
この記事では、初任者研修の取得期間や費用、スクールの選び方について詳しく解説します。
初任者研修の受講期間と自宅学習時間の目安
介護職員初任者研修の受講期間は130時間となっています。
この130時間は国によって規定された時間なので、どのような学習方法でも資格を取得するために必要です。
研修では、厚生労働省が定めた10のカリキュラムに従って130時間で内容を習得していきます。
それぞれのカリキュラムごとに時間が設けられており、例えば最初に学ぶ「職務の理解」では6時間、最も多く講義や実習が行われる「こころとからだのしくみと生活支援技術」では75時間が充てられています。
介護職員初任者研修には、通信と通学の2種類の取得方法があります。
通信+通学、もしくは通学だけのコースがほとんどです。
また、通信のみで受講できる時間は最大40.5時間と決められています。
よって自宅学習を行う時間の目安としては、1ヶ月で修了したい場合はだいたい1日1時間20分、2ヶ月で修了したい場合は1日40分ほどです。
介護職員初任者研修の最短での資格取得は「約3週間」です。
この場合、平日連続5日、朝から夕方までのスクーリングに加えて、約40時間の自宅学習時間が 必要です。
スクーリング後の自宅学習が難しい場合は、スクーリングの日以外の土日祝日でまとめて学習しても良いでしょう。
このような短期取得コースは、日中に通学や学習の時間が確保できる人に限られたコースだと言えます。
退職後で時間のある人や仕事を探しながら資格を取得したい人などにおすすめです。
一方、資格取得で長くかかる場合は、週1回のコースで「4ヶ月」です。
各スクールでは、働きながら資格を取得したい人に向けてさまざまなコースを設けています。
通信で自宅学習を行いながら「土・日のみコース」「日曜のみコース」「夜間コース」といったスクーリングに通うことですべてのカリキュラムが修了可能です。
時間はかかりますが無理なく取得できるため、働いている人はもちろん、家事や子育てで忙しい人にもおすすめです。自分のライフスタイルに合わせて、無理のないよう効率良く学習できるコースを選びましょう。
初任者研修にかかる費用
介護職員初任者研修を取得するのにかかる費用は、20,000〜130,000円程度とかなり幅があります。
おおよそ40,000〜80,000円くらいが相場だと考えておくと良いでしょう。
入学時期によっても費用に差が出ますし、他の資格とのセット割や紹介制度での割引などもあるので、ぜひ資料を取り寄せて比較検討してみましょう。
費用の中には自宅学習で使用するテキスト代などだけでなく、スクーリングの受講料も含まれます。
上記のように、通信のみで受講できる時間は最大40.5時間で、残りの89.5時間は通学で受講する必要があります。
「通信」と謳っているコースでも、自宅学習のみでの取得はできません。
スクーリングの日は予定を入れずに空けておきましょう。
受講期間以外も要チェック!スクール選び5つのポイント
受講期間や費用以外でもスクールを選ぶ決め手があります。
ここではポイントを5つご紹介します。
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駅近など通いやすい立地
介護職員初任者研修を取得するには、通信コースであっても必ずスクールに通わなければいけません。
自宅から近い場所にスクールがあるのか、事前に調べておく必要があります。
車やバイク、自転車での通学を検討している場合、駐車場や駐輪場も確認しましょう。
また、スクールが近場になくても、駅近なら電車を利用してラクに通学が可能です。
働いた後に通学する夜間コースで取得するなら、職場に近いスクールを選択する方法もあります。
自分にとって通いやすい立地のスクールを選びましょう。
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きめ細かいサポート体制
専属のコーディネーターによる就職支援や相談受付など、資格を取得した後でもしっかりサポートしてくれるスクールなら安心です。
就業支援を通して就業した場合、キャッシュバックや他の介護資格が格安または無料で受講できる制度が設けられているスクールもあります。
介護職員初任者研修は介護資格のスタート地点です。
就業にあたって不安や心配がつきまとうことが多いため、取得後のきめ細やかなサポートが充実しているスクール選びが重要になります。
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多彩なコースから選択できる
介護職員初任者研修のコースは、大まかに通学のみのコースと通学+通信コースに分けられ、平日毎日通学、週に2〜4日通学、土日のみ、あるいは平日のみの週一回通学など通学日数によってさらに細かく分けられています。
こういったコースが多彩であればあるほど自由な選択ができるため、多くのコースが用意されているスクールを選ぶと良いでしょう。
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大手か地域密着型か
全国で講座を開いている大手の介護資格スクールには信頼感があります。
聞いたことや見たことのある会社も多いのではないでしょうか。
グループ企業で介護施設を運営していることが多いため、資格取得後すぐの就業が可能です。
自宅学習用のテキストやシステムのアップデートも万全で、学びやすく工夫されています。
一方、地域密着型の介護資格スクールはアットホームな雰囲気が魅力です。
大手に比べると知名度が低いですが、サービスに力を入れて費用を抑えているスクールもあります。
地域の介護事業所とのつながりも深く、その地域ならではの情報や就業サポートが充実している点もメリットです。
どちらのスクールにも一長一短があるので、どのような施設で働きたいかというイメージを持ちながら探してみると良いでしょう。
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スクールの特徴や講師の質
各スクールにはさまざまな特徴があります。
例えば、講師への質問や生徒同士でのコミュニケーションがとりやすいよう少人数での授業を売りにしているスクールや現場実習が可能なスクールなどがあり、自分に合った特徴から選択ができます。
介護の基礎から学ぶ介護初任者研修では、特に講師の質が重要になります。
経験豊富な講師が揃ったスクールを選ぶこともポイントの一つです。
わかりやすい講義はもちろん、実際の経験談を聞けるなどのメリットも大きいでしょう。
初任者研修は自分に合うスクールを見つけることが大切
介護初任者研修は、自宅学習だけでなく必ず通学も必要になります。
最短で平日5日間通学する3週間コース、最長で日曜日だけ通学する約4ヶ月のコースなどがあり、費用はおおむね40,000〜80,000円です。
スクールを選ぶポイントには受講期間や費用の他に、立地やサポート体制などがあります。
何校か候補を絞り、資料を取り寄せて検討することをおすすめします。
未来ケアカレッジでは、開講期間や授業開催曜日などを細かく設定し、多彩なコースを用意しています。
介護福祉施設との密接なつながりや現場経験豊富な講師陣など、質の高さが特徴です。
万が一、スケジュールが合わずに出席ができなかった場合、授業の振り替えを無料でできるため、無理なく通学できます。
スクールは駅近で、アクセスの良さも魅力です。
ライフスタイルに合わせて無理のない取得を目指しましょう。
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他にもたくさんの魅力を掲載した資料をご用意していますので、お気軽に資料請求ください。