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「介護職員初任者研修の費用はいくらかかるの?」「介護職員初任者研修の費用を安くする方法はないのかな?」とお悩みの方も多いでしょう。
初任者研修の費用は約5〜10万円前後で、スクールにより異なります。
また、ハローワークや自治体が展開している公的支援制度を利用できれば、初任者研修の費用を抑えられます。
今回は『初任者研修の費用・受講期間』『スクールごとで費用に違いがある理由』『初任者研修の費用を安く抑える方法』について解説していきます。
この記事を読めば、初任者研修の費用を無駄にせず、あなたに合ったスクール選びができるようになります。
介護職員初任者研修とは
介護職員初任者研修は旧ホームヘルパー2級に相当し、介護の入門的な資格として多くの方が受講しています。
介護業務の基礎知識や基本的な技術が習得でき、訪問介護のみならず施設での介護にも幅広く対応できるようになります。
16歳以上の方であれば介護の経験がなくても取得できるため、これから介護の仕事をしたい方に最適な資格です。
介護職員初任者研修の費用・受講期間
初任者研修の費用や受講期間には次のような特徴があります。
- ・費用はスクールによって違いがある
- ・受講期間は受講ペースで変わる
それぞれ解説していきます。
費用はスクールによって違いがある
初任者研修の費用は約5〜10万円前後と、受講するスクールにより幅があります。
費用に違いがあっても、初任者研修の学習内容は大きく変わりません。
初任者研修のカリキュラムは、厚生労働省により規定されているからです。
ただし、授業の質はスクールによって違いがあります。
しかし、費用が高いから質が良いわけではなく、各スクールや運営会社の授業に対する理念や、講師の質による影響が大きいです。
費用面だけではなく、通いやすさや授業の質などを考慮してスクールを選ぶことが大切です。
【働きながら?短期集中?】受講期間は受講ペースで変わる
初任者研修は通信コース・通学コースにより、受講期間が変わります。
また、スクーリングのペースによっても、受講期間は変わってくるでしょう。
働きながら受講する場合は、スクーリングが平日や土日の週1コースとなり、約4ヶ月で修了可能です。
短期集中で受講するなら、週3日ほどのスクーリングが可能になるため、最短約1ヶ月で修了できます。
受講のペースは費用に影響しないため、無理なく通えるコースを選びましょう。
介護職員初任者研修の費用に違いがある理由は?
「スクールごとに初任者研修の費用が違うのはなぜだろう?」と疑問に思われる方も多いでしょう。
初任者研修の費用に違いがある理由は、主に次の3つがあります。
- ・スクールの立地
- ・サポート体制
- ・運営する法人
それぞれの理由を解説していきます。
スクールの立地
スクールの場所が、初任者研修の費用に影響している可能性があります。
駅に近いスクールは通いやすい利点がある一方、費用が高くなる傾向にあります。
乗り換え駅や利用者数の多い駅の近くだと運営コストもかかり、受講費用に影響が出るからです。
また、スクールが多い地域では価格競争が起こり、受講費用が安くなる傾向もあります。
車がなく駅に近いスクールを希望する場合は、周辺にスクールが多い駅を探すと、受講費用が抑えられるかもしれません。
サポート体制
受講生のサポートが手厚いスクールでは、費用が高くなる場合もあります。
サポート体制を充実させた分、運営コストがかかるからです。
例えば、補講のスケジュールが充実していたり夜間も通えたりといったサポートがあると、人件費や光熱費もかかります。
必要なサポートの優先順位を決めて、費用とのバランスが良いスクールを選びましょう。
運営する法人
運営する法人の目的によって、初任者研修の費用が変わることもあります。
例えば、介護施設や人材紹介業が運営しているスクールでは、人材確保が主な目的となるため、受講費用が安くなります。
初任者研修を取得したあとの就職を有利に進められるメリットもあり、資格取得後すぐに働きたい方には適しているでしょう。
ただし、就職先を選べなくなる点には注意が必要です。
介護職員初任者研修の費用を安く抑える方法
公的支援を利用して初任者研修の費用を安く抑えることも可能です。
利用できる公的支援には、次の3つがあります。
- ・教育訓練給付制度
- ・ハロートレーニング(職業訓練)
- ・介護職員資格取得支援事業
これらの方法は、それぞれ条件に違いがあり、誰でも利用できるわけではありません。
ひとつずつ解説していきます。
教育訓練給付制度
教育訓練給付制度は、主に就職活動をしている方が利用できる雇用保険の給付制度で、条件を満たすと費用の一部を受給できます。
教育訓練給付制度は、次の3種類に分類されます。
- ・一般教育訓練給付金
- ・専門実践教育訓練給付金
- ・特定一般教育訓練給付金
雇用保険の加入期間が1〜3年以上の方が、離職日の翌日から1年以内に受講開始した場合、費用の20〜50%が支給されます。
それぞれ条件が異なるため、どの給付金が利用できるかハローワークに確認してみましょう。
参考:ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付制度」
ハロートレーニング(職業訓練)
ハロートレーニングとは、求職者を対象とした無料の職業訓練(離職者訓練・求職者支援訓練)を指します。
ハロートレーニングを利用すると、初任者研修の受講費用は無料になります。
ただし、通学費やテキスト代は別途必要です。
ハロートレーニングは働いていない方へ向けた制度なので、仕事をしている方は利用できません。
また、面接や筆記試験などによる選考があり、誰でも無料で初任者研修を受講できるわけではない点に注意しましょう。
ハロートレーニングは通信ではなく通学での学習になり、補講や振替制度もほとんどないため、スケジュール管理が難しいというデメリットもあります。
参考:厚生労働省「ハロートレーニング」
介護職員資格取得支援事業
自治体によっては、介護職員資格取得支援事業による補助金を受け取れる場合があります。
対象者の要件は自治体により異なりますが、初任者研修を取得して間もなく、県内の介護施設などへ就業する必要があります。
補助率も各自治体で異なり、費用の50%が補助されたり、無料で初任者研修を受講できたりします。
補助率や申請方法などが気になる方は、お住まいの自治体のホームページをチェックしてみましょう。
参考:
埼玉県HP「令和4年度埼玉県介護職員資格取得支援事業(初任者研修受講料)補助金について」
東京都福祉保健局「介護人材確保対策事業」
費用面だけではなくサポート体制も充実したスクールを選びましょう!
では、今回のまとめです。
初任者研修の費用はスクールにより異なりますが、約5〜10万円前後が相場です。
スクールごとで費用に違いがあるのは、立地やサポート体制、運営の方針が影響していると考えられます。
また、ハローワークや自治体による資格取得の支援制度もあります。
初任者研修の費用を抑えたい方は、各ホームページをチェックしてみましょう。
未来ケアカレッジでは地域や教室によって異なりますが、最も安いコースでは29,500円(税込32,450円)から初任者研修を受講できます。
地域により費用の変動がありますので、介護職員初任者研修のページからチェックしてみてください。
また、未来ケアカレッジは振替可能・補講無料で、サポート体制も充実しています。
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