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「初任者研修って何歳まで受けられるの?」「年齢的についていけるか不安」とお悩みの方も多いでしょう。
初任者研修は16歳以上であれば誰でも受講可能です。
今回は『初任者研修の年齢制限』『学習内容の難易度』『年齢以外の受講資格』『初任者研修は独学でも取得可能?』といった内容を解説していきます。
この記事を読んで初任者研修の年齢に関わるお悩みを解決し、世代を気にせず初任者研修を受講しましょう。
初任者研修に年齢制限はある?
スクールによっては初任者研修に年齢制限を設けている場合もありますが、年齢の上限は設定されていません。
初任者研修の年齢制限に関するポイントは次の3つです。
- ・16歳以上であれば受講可能
- ・実際に幅広い年齢層が受講している
- ・メインの年齢層は20代〜50代
ひとつずつ詳しく説明していきます。
16歳以上であれば受講可能
初任者研修は16歳以上から受講可能としているスクールが多いです。
16歳以上であれば年齢制限の上限はありません。
実際に60代や70代で初任者研修を受講される方もいます。
ただし、未成年の方は保護者の同意が必要になる場合もあるので、申込みの前にスクールへ確認しておきましょう。
実際に幅広い年齢層が受講している
スクールでは、実際に10代〜50代以上の幅広い世代が受講しています。
これから介護の仕事を目指す方から、すでに介護の仕事をしていてレベルアップを目指す方まで、さまざまです。
しかし、年齢や環境が違っても、全員が初任者研修修了という一つの目的に向かって一緒に学習しています。
多様な世代が一緒に学習する機会はめったにないので、違う世代と交流する貴重な時間にもなるでしょう。
メインの年齢層は20代〜50代
初任者研修を受講している主な世代は、20代〜50代の社会人が多いようです。
社会人が多い理由のひとつは、初任者研修が仕事をしながらでも取りやすい資格だからでしょう。
介護の仕事に転職を考えている方や、ステップアップを目指す介護職員の方に向けて、働きながらでも受講しやすいような配慮をしているスクールも多いです。
年齢によっては学習内容が難しくなる?
40代や50代以上になると学生の頃のように学習する機会は減ります。
そのため「今から勉強しても大丈夫かな?」「ついていけるかな?」と心配になる方も多いでしょう。
初任者研修の難易度について、おさえておきたいポイントは2つ。
- ・学習内容の難易度は高くない
- ・スクーリングでは体を動かすことがある
ひとつずつ解説していきます。
学習内容の難易度は高くない
初任者研修は介護の入門的な資格ですので、難易度は高くありません。
介護の仕事で使う機会が多い専門用語や、さまざまな介助の方法など、介護の仕事を知らない方へ向けた学習がメインになっています。
世代は関係なく、ほぼ100%修了できる学習内容になっており、途中で初任者研修の受講を中止しないかぎり誰でも修了可能です。
また、介護の仕事はコミュニケーションが大切です。
社会人としての人生経験が豊富であればあるほど、利用者の気持ちも理解しやすくなるでしょう。
初任者研修の難易度や学習ポイントをまとめた記事もありますので、そちらも参考にしてください。
(関連記事:『初任者研修の学習は簡単?効率よく進めるポイントや注意点を解説』)
スクーリングでは体を動かすことがある
初任者研修のスクーリングでは、移乗介助・シーツ交換・オムツ交換などの実技演習があるので、体を動かすことが多いです。
そもそも介護は体を動かす機会が多い仕事ですので、健康な体は求められる条件となるでしょう。
しかし、極端に重いものを持ち上げたり、運んだりといった演習はないので、女性やミドル世代以上の方でも無理なく修了可能です。
とくに心配されることが多い移乗介助でも、できるかぎり体に負担をかけずに移乗するコツが学べるので、初任者研修は年齢関係なく修了できます。
年齢以外に初任者研修の受講資格はある?
初任者研修の受験資格といえば、次の3つが気になる方も多いのではないでしょうか?
- ・学歴
- ・性別
- ・国籍
ひとつずつ解説していきます。
学歴
初任者研修は、中学を卒業していれば誰でも受講可能です。
介護の仕事は学歴より、利用者の気持ちを理解できる共感力やコミュニケーション能力が重視されます。
初任者研修の学習内容は難しいものではないので、学歴は関係ありません。
「高齢者を支援したい」という思いがあれば、学歴は気にせず初任者研修を受講しましょう。
性別
初任者研修の受講に性別の制限はありません。
介護は女性の仕事というイメージがありますが、男性職員も多く活躍しています。
実際に受講生の方も、男性・女性ともに性別関係なく学習されています。
ただし、妊婦さんは受講を控えるよう推奨しているスクールが多いので注意しましょう。
なぜなら、スクーリングでは移乗介助や入浴介助など体を動かす実技演習が多いため、体に負担をかける可能性があるからです。
国籍
初任者研修は国籍関係なく受講可能です。
現に外国人の方も初任者研修を多く受講しているので、国籍を気にする必要はないでしょう。
ただし、すべて日本語での講義になるので、日本語がまったく理解できないと受講は難しいかもしれません。
しかし、日常会話が問題なくできるレベルの日本語能力があれば、スクール側でも初任者研修を修了できるようサポートします。
また、介護の基本理念は支え合いです。
講師はもちろん、共に初任者研修を学ぶ受講生同士でのサポートも期待できますので、外国籍の方でも遠慮することなく初任者研修を受講しましょう。
初任者研修は独学でも取れる?
「年齢が気になってスクールに通いづらい」と感じている方のなかには、なんとか初任者研修を独学で取れないかと考える方もいるかもしれません。
しかし、年齢は一切関係なく、初任者研修を独学で取ることは不可能です。
詳しく解説していきます。
独学での取得は不可能
初任者研修ではスクーリングによる学習が必須となるため、独学では初任者研修を取得できません。
なぜなら、初任者研修は最大で130時間のカリキュラムを学習しなければならず、通信での学習時間も40.5時間までと定められているからです。
また、各都道府県の指定を受けた認定機関(スクール)による評価(修了試験)も必要です。
初任者研修を取りたいなら、スクールでの受講が必須となります。
年齢は気にしなくて大丈夫!積極的に初任者研修を取得しましょう!
初任者研修には年齢制限の上限はありません。
16歳以上であれば学歴・性別・国籍は関係なく初任者研修を受講可能です。
初任者研修は、これから介護の仕事を始める方でもわかりやすい内容ですので、40代・50代以上の世代でも、ほぼ100%修了できます。
スクーリングでは体に負担をかけずに介助する方法を学びますので、体力的な不安も必要ありません。
多様な世代で一緒に学習する機会を楽しむつもりで、年齢は気にせず初任者研修を受講しましょう。
未来ケアカレッジの初任者研修の内容は『介護職員初任者研修』ページにまとめております。
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