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介護業界での就職を目指すにあたって、資格を取っておこうかと考えている方も多いのではないでしょうか。
資格を取ることを検討している方におすすめなのが「介護職員初任者研修」です。
介護職員初任者研修は厚生労働省が認定している公的な資格で、在宅や施設を問わず、介護職として働くうえで基本となる知識・技術を習得するものです。
本記事では、介護職員初任者研修を取っておくことが就職に有利になる理由や、それによる利点、介護職員初任者研修が生かせる職場などについて説明します。
介護職員初任者研修取得が就職に有利な理由
介護職員初任者研修を取っておくことが就職を有利なものにしてくれる理由としては、主に「一定のスキルが保証されているため相手からの印象がよい」「介護職員初任者研修を取っておくことを応募条件にしている場合もある」といったことが挙げられます。
それぞれの理由について、以下で説明します。
一定のスキルが保証されているため相手からの印象がよい
介護職員初任者研修を取っておくことは、すでに一定のスキルを得ていることや、介護という仕事内容に対して理解や知識があることの証明になります。
そのため、採用する側にとっては「安心して採用しやすい人材」となるので、就職に有利に働きます。
介護職員初任者研修を条件としている場合もある
介護業界は無資格でも応募可能な求人が多いですが、中には「介護職員初任者研修取得以上」を応募条件としている場合もあります。
介護職員初任者研修を受けておくことで、応募できる求人の幅が広がりますし、そういった求人は待遇の面でも優れている傾向にあります。
介護職員初任者研修取得の5つの利点
介護職員初任者研修取得の利点としては、主に以下のようなことが挙げられます。
- ・給与アップしやすい
- ・対象の求人数が増える
- ・面接時にアピールできる
- ・就業後の実務に生かせる
- ・キャリアアップを目指せる
それぞれの利点について、説明します。
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1.給与アップしやすい
介護職での給与は、基本給だけでなく持っている資格に相応しい「資格手当」が付く場合が多いです。
同じような業務を行う中で、資格の有無によって給与アップにつながるのは大きな利点と言えるでしょう。
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2.対象の求人数が増える
先ほど少し触れましたが、介護職員初任者研修を受けていると、応募できる求人の数が増えます。
応募できる求人数が増えれば、自分にとって理想的な条件の求人を見つけやすくなるため、納得のいく就職活動を送りやすくなるでしょう。
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3.面接時にアピールできる
介護職員初任者研修取得を条件としていない求人に応募する場合でも、介護職員初任者研修取得の実績は有利に働くことは間違いありません。
履歴書の資格の欄に記入することができますし、面接時にアピールすることで選考に通りやすくもなるでしょう。
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4.就業後の実務に活かせる
そもそも介護職員初任者研修は、就職活動において有利になるためではなく、実際に働く際に備えて取得するものです。
介護職員初任者研修を受けて予備知識を得ておくことで、介護の実務においても適切な対応を取ることができるでしょう。
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5.キャリアアップを目指せる
介護職員初任者研修取得は介護職へのファーストステップともいえる資格です。
介護職員初任者研修取得をしておけば、将来的に国家資格取得を目指せます。
介護職員初任者研修にはキャリアパスがあり、実務者研修を終了後に国家資格の介護福祉士の資格を取得できます。
初任者研修の資格がある場合は、実務者研修が450時間から130時間分の授業が免除されます。
免除されれば、6カ月のところ、4カ月ほどの期間で実務者研修を終了できます。
このように介護職員初任者研修取得はキャリアアップの第一歩となるものです。
介護職員初任者研修取得が活かせる職場と特徴
介護職員初任者研修取得が生かせる職場としては、主に以下のようなところが挙げられます。
- ・デイサービス
- ・デイケア
- ・訪問介護
- ・特別養護老人ホーム
- ・有料老人ホーム(住宅型含む)
それぞれの職場の特徴について、説明します。
デイサービス
デイサービスは、支援や介護を必要としている高齢者の方が施設などに通い、日中を過ごすための介護サービスです。
介護職員は利用者の送迎や食事・排泄・入浴などの介助を行いながら、サービス利用者のサポートを行います。
デイケア
デイケアは、要支援・要介護の認定を受けた方が老人保健施設、病院、診療所などに日帰りで通い、生活機能向上のための訓練や、食事・入浴などの生活支援を受けるための介護サービスです。
デイサービスが主に日常生活の支援を行うサービスであるのに対して、デイケアは医療やリハビリに特化しているという違いがあります。
訪問介護
訪問介護は、支援や介護を必要としている高齢者の方の住まいにホームヘルパーが直接訪問し、生活援助をはじめとした介助を行うサービスです。
訪問介護員は基本的に1人で利用者の自宅を訪問することになるので、介護職員初任者研修等の有資格者でなければ行うことはできません。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、原則として要介護度3以上の認定を受けた高齢者の方のために、介護サービスを提供しながら生活する施設です。
食事や入浴・排泄などの身体的な介助を中心に行いますが、健康管理やリハビリのサポートなども行います。
有料老人ホーム(住宅型含む)
有料老人ホームは、主に介護を必要とする高齢者が介護や生活支援を受けて居住する施設です。
入居にあたって要介護度などの条件が設けられていないため、施設によって入居者の要介護度はまちまちですが、介護職員はイベントの企画・実施、サークル活動のサポートなどを行うことが多いです。
介護職員初任者研修取得後から就職までの流れ
介護職員初任者研修を受けても自動的に就職先が決まるわけではないため、就職先は自分で見つける必要があります。
就職先を探す手段としては、主に「合同就職説明会に参加する」「介護事業所や施設などのホームページの確認」「求人サイトで検索する」などが挙げられるでしょう。
気になる求人が見つかったら、内定を目指して書類選考や面接を受けることになります。
このように、資格を取得してから就職するまでの流れは、一般的な就職活動と大きな違いはないことがお分かりいただけると思います。
介護職員初任者研修を取得することで、応募できる求人の幅も広くなっていると思いますので、条件面で納得のいく求人を探しましょう。
介護職員初任者研修で就活を有利に進めよう
介護職員初任者研修を取得すれば、就職活動に有利になるだけでなく、応募できる求人数が増えたり給与アップが見込めたり、キャリアアップが目指せたりといったさまざまな利点があります。
また、資格を有していないと行えない訪問介護で活躍できるなど、実務面でも大きなプラスになります。
これから介護業界での就職やステップアップを目指している方は、ぜひ介護職員初任者研修で就活を有利に進めましょう。
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